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30年後の日本のため、今、私たちは何ができるのか?~新渡来人プロジェクト「起」レポート~【日中相互理解】

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2015年10月初旬、世の中は多くの外国人訪日観光客、特にニュース性には事欠かない中国人観光客で賑わいを見せています。そんな開放的な外の風景とは対照的に、六本木のとある1室で長時間に渡り血管を浮き立たせながら議論を戦わせる日本人と中国人の小集団がいました。

その正体は「新渡来人プロジェクト」。今回は起承転結の『起』。
このイベントの発起人及び講師の方々は、現在も中国大陸で辣腕をふるっているツワモノばかり。国慶節の連休を利用しての一時帰国の間にもこうして精力的に活動をされており、頭が下がる思いです。
そして参加者は日本人7割、中国人3割といったところでしょうか。何やらひとクセもふたクセもありそうなイベントです。私もご縁あって参加させていただいたのですが、正直何をするのか、何が起こるのかさっぱりわかっておりません。知らないまま参加しているわけですからどうなっても文句は言えません。そのまま地下収容所で強制労働させられるのもまた一興。覚悟を決めて臨みたいと思います。

とそんなわけはございません、兵藤やら利根川やらが登場する怪しげなものでは一切なく、中国の方と日本人が共に「30年後の日本が世界の中でどのようにその個性を発揮すればよいのか」を考えるというイベントで、「日本の外から見た日本」というものがテーマのひとつとなっています。筆者自身昨年まで5年間上海で納豆を売り続けてきましたので多少はそういう視点を持っているという自負こそあるものの、とにかく登壇講師の方々は海外生活、中国ビジネスのベテランばかり。私などはそれに比べれば出張者程度のもの、どんなディープな話が聞けるのか楽しみです!

 

◆当日講演をいただきました講師の方々◆

大城昭仁さん INVENIO China CEO
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「漢民族とは何なのか?そもそも国とは何なのか?」
「科挙制度はどうしてあんなに長く続いたのか?」

 

飯高直人さん プライム コンサルティング(中国)エンタープライズ董事総経理
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「夢と欲を失くした日本人」
「どこへ向かえばいいのか?答えが見つからない」

 

古閑涼二さん 宇拓司貿易(上海)有限公司董事総経理
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「グローバルビジネスの入り口は『何をするか』ではなく『誰とするか』」
「日本企業は永続性重視、海外企業はプロジェクト重視」

 

◆そしてこのプロジェクトの発起人がこの方◆

阪本敦さん トヨタ自動車 広州分公司総経理
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1:「30年後の日本を見据えて、日本が活かせることは何か?」

2:「そのために、今第一走者たる我々は何をすべきか?」

3:「そのために、今の自分のアセット(強み)の何が役立てるのか?」

 
各パートの講義の内容に関して簡潔にまとめますと、えーと、そうですね、えー

内容が多すぎ濃すぎで書ききれません!

なんせ13時半開始で終了は18時45分ですからね。実に5時間15分。講義の内容、イベントでの模様を事細かく綴るのは尺的に無理です、ええ、無理ですとも。私の能力的に無理ですとも。そこで、講義内で登場した重要なキーワードを以下列挙いたします。現在の日本が、日本の多くの人材が、抱えていると思われる課題に関係しています。

 

『「Excellent」ではなく「Different」』
『個の突破力』
『この世に生き残るものは最も力の強い者ではなく、変化に対応できる者』
『日本は、日本人は世界においては異質であることを受け入れる』
『脳幹を鍛える(ゼロベース思考)』
『どこに所属しているかより、何ができるか』
『明日貴方の会社がなくなっても、貴方は生きて行けますか?』
『グローバルな対話というものは、言語力以前に日本語対話力がなければ成立させられない」
『上下左右に大きな振れ幅で視点を変える』

 

これらは全てグローバルという舞台において必要な要素と言えます。「今更何を言っているんだ」とおっしゃっていただければむしろ嬉しいことこの上ないのですが、「言っていることがわからない」「ピンと来ない」「もう少し詳しく説明してほしい」という方もいらっしゃるかもしれません。もしそうであっても恥じることはありません。次回の「新渡来人~承~」に目の色変えて参加してください。全ては貴方の心ひとつです!

そして、当日の参加者全員がディスカッションを行った上の1から3までの3つの問いかけに対し、貴方自身も是非考えてみてください。自分なりの答えでいいんです。発起人の阪本さんもこう述べていらっしゃいました。正解があるわけではない、考えることで自分なりの「気づき」があれば、それが必ず未来へつながるはずだと。
 

私自身はこの『新渡来人』、大変意義のある5時間15分(懇親会含めると7時間半。ギャフン!)でした。会の参加者の構成上「グローバル」と言ってもやはり「日本」と「中国」という視点で考え、語ってしまう傾向にありました。でもそれでいいんじゃないでしょうか?文字、文化、外見、そして距離。共に何をかすべき要素がこれだけ揃っているんです。

講義の中にもありましたが、OECD(経済協力開発機構)の発表によれば、2060年の日本のGDPは中国の8.7分の1に、インドの5.7分の1になると予測されています。その時の人口次第ですが、日本は中国に対し1人当たりのGDPでわずかに上回るか、下回るか程度までに変化をするという意味になります。
国としては確かにそうなっていくのかもしれません。しかし個人はどうでしょう?日中の垣根を越えたプロジェクトに参加している、日本企業なのに顧客の大半は中国企業である、そうなる事に何らの問題もありません。いえ、むしろそうなっていくべきでしょう。

今はせっかくこれだけ多くの中国人観光客が日本に来ているのです。ただ商品を買ってもらって喜んでいるだけではいけません。日本人、日本企業からすれば海外旅行代も出張費用もかけずに中国の方と直接触れ合える願ってもない機会なのです。少しでもいいんです、相手の言葉を勉強し、相手の文化を理解する。たったそれだけの事が、貴方の未来を違ったものにしてくれるのです。

 

本記事に関し、途中で講義の内容のレポートもなく、キーとなる言葉だけでまとめられてもよくわからないぞ、コノヤロー!というご意見も尤もです。繰り返しになりますが、そうであれば是非次回の「新渡来人」にご参加ください!百聞は一見に如かずです。その空気に触れていただき、何かを持ち帰っていただければ、いつの間にか花が咲いていることでしょう。

 

最後になりますが、「新渡来人」運営の皆様、並びに当日ご参加されておりました皆様には貴重な時間を過ごさせていただきました事を熱く(コッチの熱いでいいでしょう!)御礼申し上げます。
とせんばプロジェクトでも、今後こういった取り組みを企画開催してまりいます。最初は少人数での勉強会からスタートする予定です。ご期待くださいね!

※ちなみに大城さんは夕方の便で台湾に移動しなければならないと先にお帰りになりました。爪の先までグローバル!

 

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