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爆買い訪日旅行への影響は?銀聯カード引き出し金額に制限が!【インバウンドニュース】

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あなたのレジの会計システムは、中国人向けの決済方法充実していますか?

 
澎湃新聞というメディアによると、今年の10月(もう明後日じゃん!)から海外で利用する人民元銀聯カードの引き出し金額が「無制限」ではなくなるということです。以下簡単に訳します。

 
※以下元記事翻訳※

同新聞の記者が中国銀聯から得た情報によると、中国外貨管理局の最新の要求としてマネーロンダリングの排除、金融市場の危機を未然に防ぐという観点から、中国で発行された人民元銀聯カードの海外においての現金引き出しに関し、これまでの1日1万元を超えないという規定以外に、年間の限度額を設定する。

具体的には2016年1月1日より、中国発行人民元銀聯カードは海外での現金引き出し金額に関し、カード当たり毎年1年間で10万元を超える事はできない。

今年の残り3か月に関しても多少条件は緩和されているものの、累計5万元を超える引き出しはできないとされている。

更にはカードの発行銀行により、デビットカードやクレジットカードの利用限度額その他諸々の利用条件が違うため、具体的な引き出し限度額は各カードの発行銀行に問い合わせる必要がある。

その他、海外各国のATMにおける引き出し限度額も様々なため、当地における規定にも従う必要がある。

一般的な海外旅行をする中国人からすれば、発行元銀行も手数料を取る、場合によって旅行先の機械によっても手数料を取られるという具合に、海外での引き出しは余分な支出が大きいだけでなく、為替レートの事をいちいち考える煩わしさから逃れられるという意味でも、事前に中国で現地通貨に両替する方が良いとされている。

しかしながら銀行もデビットカードの海外利用時の手数料を免除するキャンペーンを行うなど、中国で両替をせず海外現地で現金を引き出す旅行客も非常に増えている…云々。

(元の記事はコチラ。※以上翻訳おわり※)
 
この後は海外に資産を多く移す方の話になるのでそこは割愛で。記事の締めくくりとしては、銀聯デビットカードで支払いすれば実際それほど大きな影響はないんじゃないか、という事でした。

 

私の場合中国でこういった記事が出てきても施行されて実際の影響が確認されるまでは完全に信じないようにはしているのですが、この記事の信ぴょう性はさておいても、日本における外国人旅行客の支払い時の不便さというのは以前から指摘され続けているところです。

中国人に焦点を当てて見て行きますと、日本での支払い方法は主に以下の通りでしょう。

1:クレジットカード
2:銀聯デビットカード
3:事前に両替してきた日本円
4:日本で引き出した円転された日本円
5:余分に持ってきた人民元を日本で両替

1のクレジットカードは中国では日本より審査が厳しく誰でも作れるわけではないので、若いOLの個人旅行客なんかですと作りたくても持っていない、という場合もあるかもしれません。中国は今でも基本は現金主義(デビットカード含む)なわけでして、だからこそ「アリペイ」みたいな決済代行サービスが出てくるまでは、みな通販を利用する勇気すらなかったわけです。

つまりは日本で中国人観光客が消費をする際はやはりデビットカードか日本円現金となるわけですが、今度は中国ではなく日本側の問題です。あなたのレジはちゃんと銀聯デビットカードが利用できるものになっているのか、と。

決済方法も充実している施設や販売店と、まだ取り組んでいない地方の旅館、店舗などで既にインバウンドに関する取り組みに大きく差が出てしまっております。今回の記事の引き出し限度額制限が実行されると、結局大きな影響を受けるのは

銀聯デビットカード決済のできないレジを持つ全ての店舗や施設

という事になるわけです。

 
たまに、というか結構あるんですが、中国人観光客の集客誘致には力を入れるのに、肝心の支払い方法のところでの対応を忘れてしまう事があるようです。今はスマホでWe Chatの動画通話でお店の商品を中国にいる友人親族に見せながら頼まれものを買ってあげる時代。追加であれも買ってそれも買ってと金額が膨らんでいき、上記3の「事前に両替してきた日本円」では不足してしまう場合も多いです。現金決済オンリーというのは本当に機会ロスにつながってしまいます。

だったら上記5の、日本で両替できるじゃないか!俺も海外に行くときは日本円持ってって現地で両替するぞ!という方法も有効じゃあーりませんか、という方もいらっしゃるかもしれませんが、まず日本には人民元両替できる場所は多くないです。しかも人民元は妙にかさばります。100元が一番高い紙幣で、日本円にして2000円札1枚分ぐらいの価値なわけですから、1万円で100元札5枚分、10万円で50枚、20万円で100枚、海外旅行で札束いくつも持っていきたくありませんし、海外への人民元持ち出しには制限もありますし、そもそも日本だって100万円以上の現金有価証券は税関申告しなければならないわけですから、現実的に5の方法にはそもそも限界があり、日本旅行の道中多額の消費をする旅行客には適していないわけですね。

 

インバウンドの展開としては既にゴールデンルートでの爆買いから、各地域魅力のあるコンテンツを発信し、享受していただくという「個人旅行」の提案の段階に入っているはずです。ところが地方に行くほど得てして「これまで誰にも媚びを売らずに現金商売してきた!」というケースが多いです。

全店に決済システムを導入するのは難しいという事であれば、加盟店間で使えるお得なプリペイドカード、10000円で10500円分!みたいなものを作って、カードの販売所だけは最低でもデビットカード使えるようにするとか、いろいろ工夫していただければ良いのではないかと(逆にプリカスキャンする設備のが高くなるか…?)。

 

結論

・銀聯デビットカードは使えるようにしておこう!
・中国人の「通貨」に対する考え方を理解しよう!
・集客と決済はセットで施策を打とう!
・人民元を見たこともないという方は、持っている方に触らせてもらおう!
・たまに向こう側透けて見えそうなヨレヨレの10元札とかもあるヨ!
・そして新しく主流となる決済方法(We Chat決済など)が出てこないか常にトレンドをチェック!

 
いよいよ国慶節の連休がやってきますね。多くの中国人観光客が訪れると思います。皆様、やってきた方が帰るころには全員日本ファンにしちゃってください!

 

※中国人観光客日本製品購入に影響を及ぼすニュースとして、2016年1月初旬より中国人に人気の一部商品関税率が大幅にアップしました。詳しくはコチラからご覧ください!

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