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中国EC市場を想像しながら越境ECを考えてみよう④最終回

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第4回 「最終回 結局悪いのは誰だ?」

 

前回までのあらすじ
いろいろ諸々のモヤモヤが吹っ切れ、プロボウラーを目指すため再び東京を目指す翔太に明日はあるのか?

 

その頃幕張メッセの特設会場では、眩いばかりのフラッシュが花火のように夏を彩っていた。

「ボウリングワールドオープン大会、初出場にして世界一を獲得しました横山翔太選手です。おめでとうございます!」
「ありがとうございます」
「いきなりセ・カ・イ・イ・チですよ。ご気分はいかがでしょう?」
「そうですね、正直それほどの嬉しさはないですね」
「え?…えー、世界一で嬉しくないとは、まだまだこう、ご自身の内容に満足がいかないと、そういうことでしょうか?」
「いえ、まあ、そういうんではなくって、こう、何ていうんでしょう。ボウリングでは世界一かもしれませんが、越境ECでは予選敗退みたいなもんですから」
「えーと、その…越境ECですか?」
「はい。中国代表どころか、一般のプレーヤーにも完敗でした」
「最近中国向け越境ECで夢破れボウリング界の門を叩くという噂はよく耳にしますが、横山選手も…?」
「はい。真っ向勝負…まあその戦い方も人に言われるがままだったんですが、全く通用しなかったですね」
「やはり価格競争が厳しかったという事でしょうか?」
「それもありますが、全ては自ら市場を理解しようとしなかったこと、これにつきます」
「なるほど。現地の商習慣をもっと知っておくべきであったと」
「それだけじゃありませんね。現地の方の生活やこれまで送ってきた人生、その背景や地域による差、他にも理解すべき点は多く存在しますよ」
「市場が大きければ理解すべきことも多いですからね。それでも真っ向勝負をしてこなかった相手に、不満の気持ちはなかったのでしょうか?」
「不満?ありませんよ。国が変われば戦い方が変わるのは当たり前です」
「ですが、正規の輸出入ルートを守っている方が成功しないというのは…」
「あのですね、みなさんよくそのように中国人は儲けるためには何でもやるとか、正しい市場競争をしないとか仰るんですね。確かにそういう部分はあるかもしれません。実際彼らは利益を出すためにいろんなことをやりますよ。ですが、彼らだけを悪く言うのはおかしいと思います」
「と言いますと…?」
「だって、それら日本製品は元々誰が売ったんですか?」
「…あっ…」
「最初に販売をしたのは日本のメーカー、販売店、問屋、そういった方々です。訪日旅行者に対して時に数量を制限せずに販売をする、ネット通販で何十何百という注文が来ても断らずに販売する、メーカーさんも問屋さんがそういう市場に流すのは薄々勘づいていても売れるもんで見て見ぬふりをする。こんな売り方をしてしまっては、少なくとも中国市場に対しては自ら価格破壊に協力しているようなものです」
「なるほど、そういう見方もありますか。つまり、悪いのは中国人ではなく、日本の販売者だと」
「いえ、だから誰が悪いとかないんですよ。これは市場なんです、ビジネスなんです。そこでどの戦い方を選択するかは自分で決めればいいんです」
「その市場を知らずに挑むのと、知っていて挑むのとでは戦略的な幅が違ってくると、そういうことですね?」
「はい。先ずは市場を、相手を、相手の国を、文化を、生活を、習慣を、考え方を知ることが大事です。そこからようやく、太く永い付き合いが始まるんです!」
(観客大きな声援と拍手)
「場内割れんばかりの大声援ですよ!横山選手、それでは次の目標を教えてください!」
「ボウリングは本日で引退し、訪日中国人観光客へより満足の高いサービスを提供し、何度も繰り返し足を運んでもらえる国ニッポンをつくります!」
「ありがとうございました。見事ボウリング世界一となりました横山翔太選手にもう一度大きな拍手をお願いいたします!」

 

我ながら大変わかりやすい文章でしたね(長いぞコラ!)。最終回、ロッキー4のインタビューシーンを思い出しながら読んでいただいた方とは朝まで酒飲めます(笑)。

今回お伝えしました内容は非常に大まかで、実際には中国向け越境ECにはまだまだ多くの解決すべき課題があります。
そもそもが2015年に入ってサイトもかなり増えてきたような段階で、手探り状態で運営されている方も多いと思います。
ただ闇雲に商品を並べても、それらを真似されて安く売られて在庫を抱えたままラインナップから外さざるを得なくなるかもしれません。

ですが、明るい材料もあります。あまりにも長くなりましたのでまた別の機会にお伝えしますが、結局最後はどうやるか、何を選択するかです。
ブームに乗るも、ブームを生み出すも自分次第。とせんばプロジェクト運営事務局といたしましては、右へ倣えではない、個性ある運営方法をそれぞれのサイトで考案していただき、価格ではない付加価値で挑む姿を見てみたいです!
当プロジェクトでも新しい越境ECのあり方を模索しています。切磋琢磨したり、お互い協力し合ったりしながら必ずや太く永いビジネスへと発展させましょう!

(越境EC編第一部おわり。翔太の次なる戦い「中国人観光客をもてなすために相手を知る」にご期待ください!)

 

越境ECや中国市場への商品販売に関するお問い合わせは、当サイトの問合せフォームよりいつでも気軽にお願いいたします。

 

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